腰やお尻を揉んだり伸ばしたりすれば
腰痛が良くなると思っていませんか？
腰痛を改善するには神経・関節・筋肉を
施術しないとダメなんです‼
大阪市今里の整体院「こうや北の院」では、腰痛の患者さんを施術する際
「あなたの腰痛は硬い筋肉を柔らかくしたり、ストレッチするだけでは治りません」
とお伝えする事が多いのですが、多くの患者さんが
「腰とかお尻が硬くなっているから痛みが出ているんじゃないんですか？」
とおっしゃいます。
確かに腰痛の場合、腰やお尻まわりの筋肉がガチガチに硬くなる事が多いので、
そこをマッサージしたりストレッチすれば改善できると
勘違いさせるのも無理はありません。
しかし、腰痛は筋肉だけではなく、
神経・関節・皮ふ・血管・靭帯など様々な全身の組織を
診ないと最短で改善できない事をご存じでしたか？
腰痛は多くの場合、腰やお尻周囲の筋肉に注目して、硬い場所を施術していきます。
ただし、腰やお尻の筋肉が硬いからと言って
筋肉だけが痛みの原因とは限りませんし、
それ以外にも腰痛を引き起こしてしまう組織はたくさんあるのです。
つまり、筋肉の腰痛の治療だけで痛みがなくなるのかは運任せ
と言う事になってしまいます。
しかも、筋力が弱っている部位にも関わらず、
筋肉のマッサージやストレッチで柔らかくしてしまうケースもあります。
本来ならば筋力が落ちている部位には「筋肉を収縮させる事」などが
一番必要なのですが、違った施術を行うケースも多く、
余計に痛みを増悪させてしまう事も多いのです。
最短で腰痛を治療していくために必要なのは
神経・関節・筋肉など全身を診て施術を行うという事なのです。
腰痛の原因とは？
腰痛がなぜ起こるのか？その原因って何だろう？
と調べだしたら、本当に様々な事が出てきますよね。
例えば、
動き過ぎたり、重たいものを持つから腰の骨に負担がかかるとか、
反対に、座り過ぎたり、立ちっぱなしだから椎間板に負担がかかるとか、
結局、何が、どこが原因でこの腰の痛みは起きているのか分からない…
腰痛の原因って人それぞれなので一概には言えません。
しかし、
腰痛の治療指標の材料の1つとして「腰痛診療ガイドライン」というものがあります。
これは、「科学的根拠に基づき、系統的な手法により作成された推奨を含む文章」
の事でとても信頼できるものなのです。
こういった事を参考にすると正しい腰痛の事が分かってきます。
2012年の腰痛診療ガイドラインでは、
欧米の論文をもとに非特異的腰痛が85％を占めると
記載されていましたが、近年の報告によれば、
腰痛の原因の内訳は椎間関節性22％、筋筋膜性18％、
椎間板性13％、狭窄性11％、椎間板ヘルニア7％、
仙腸関節性6％と75％以上で診断が可能で、
診断不明の非特異的腰痛は22％しかなかった。
といった内容が書かれています。
少し分かりにくいかもしれませんが、
腰痛の原因となる身体の部位や病名がかかれている文章になります。
これを簡単にまとめると下記のような内容になります。
●椎間関節性の腰痛（22％）
椎間関節とは背骨と背骨でできている関節の事で、
この関節の動きやすさや動きにくさなどによって
腰痛が起きているのが椎間関節性の腰痛です。
●筋筋膜性の腰痛（18％）
筋筋膜とは「筋肉」とそれを包む「筋膜（きんまく）」の事で、
それらの硬さや弱さ、異常興奮などによって腰痛が起きているのが
筋筋膜性の腰痛になります。
●椎間板性の腰痛（13％）
椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションの事で
ここが「変性（水分が抜けるなどの老化）」する事で
腰痛を起こす事がある。
●狭窄症（11％）
これは脊髄が通っている「脊柱管」という所の道が狭くなり
神経系に不具合を生じさせて腰痛を起こす病気になります。
●椎間板ヘルニア（7％）
先ほど書いた、椎間板がもっと悪くなり、飛び出し、
神経系に不具合を起こす事で腰痛になります。
●仙腸関節性の腰痛（6％）
仙腸関節は骨盤の腸骨と仙骨で構成される関節の部分の事です。
ここが体重や負担をショック吸収する働きがあるので、
ここに不具合が起きると腰痛になってしまいます。
●非特異的腰痛（22％）
これは原因がまだ特定されていない腰痛の事を言います。
非特異的腰痛は2012年での割合は85％だったのですが、
2019年のガイドラインでは割合が22％まで下がっています。
この事から、少しずつ腰痛の原因が特定されてきているのが分かりますね‼
これからも数値は変わっていく事でしょう。
腰痛診療ガイドラインは、あくまで判断材料の1つなので「絶対コレ！」というわけではありません。しかし、しっかり研究されている事なので、腰痛といっても単純に筋肉が硬いだけで起きているわけではない‼という事が分かりますね。
腰痛になった場合はどうしたら良いの？
腰痛に悩んでいる、困っている、
このような方は多いのではないでしょうか？
では、こういう時はどこで治療を受ければ良いか？悩みますよね。
ここで、「うちの整体院ならどんな腰痛でも治せます！」
と言えたらかっこいいと思うのですが、
実際はそんなにあまくはありません。
腰痛といっても
先ほどの文章を見ても分かるのですが、原因が様々です。
そして上記には書いていないものもあります。
例えば、
腰椎圧迫骨折、脊椎炎、尿路結石、脊髄腫瘍など….
これらは腰痛を引き起こす原因となりますが、
「施術ではどうにもならないもの」ばかりです。
早期に発見し、早期に治療する事が必要になります。
ただの腰痛と思っていたのが、
その裏側にこういった病気などが隠されている場合があります。
ですので、当院が考えている事は、
腰痛になってどこで治療してもらえば良いか悩んでいる場合はまず、
「整形外科」に行った方が良い！という事です。
それは、きちんと検査と診断をされる医師の方に
あなたの腰痛に「危険な病気などが隠れていないか」を診てもらうのが
一番リスクが少なく治療できる方法だからです。
そこで病気の心配がないと分かったら
治療してもらう場所はいろいろと選べれるわけなので
まずは整形外科で診てもらいましょう‼
腰痛の治療は何が効果的？
腰痛治療の事も腰痛診療ガイドラインに書かれています。
マッサージや鍼（はり）の事も、それが効果があるのかどうか。
しかし、なかなか効果的とは書かれていませんでした。
その中で一番効果が高く、そのデータも多いのが「運動療法」なのです。
病院に勤めている理学療法士さんが行う「
運動療法」といった事が一番効果的なんです。
ぎっくり腰のような急性期の症状にはあまり有効ではないのですが、
慢性腰痛に対しては有効と書かれています。
やはり、身体を動かす事、筋肉を使う事、関節を動かす事
というのは症状を軽減するために非常に大事という事が分かりますよね。
そして、運動療法以外のマッサージや鍼に関しても、
別に効果がないといった事ではありません。
ただ「効果的とされるデータが集まっていない」だけです。
なので「昔私の腰痛は○○整体のマッサージで治してもらったわ‼」
といった声もあるはずなので、
あくまで腰痛治療の参考として運動療法は効果的という事です
施術に関しては、筋肉だけではなく、
腰痛の要因は様々あるという点から、神経、関節といった部位に対しても
施術を行う事が有効になります。
大阪市今里の整体院『こうや北の院』の腰痛の治療
こうや北の院では腰痛に対して効果的と言われている
（その患者さんに合った）運動療法はもちろん、
神経、関節、筋肉を診て施術を行っていきます。
神経は全身繋がっていて、
関節や筋肉も支配しているので特に重要と考えており、
まずここを整える事で身体を正常の状態にちかづけていきます。
そして関節は筋肉の付く場所でもあり、筋力の強弱を左右する所なので
そこの動きをつけたり、安定させたりしていきます。
最後の方には筋肉を施術していきます。
神経・関節を整える事で、
筋肉の無駄な緊張がとれ、
無理にほぐしたりしなくても大丈夫になるのです。
こういった順番で施術を行うのが当院の特徴でもあります。
これでも症状がなかなか良くなっていかない場合は
血管や内臓の事、自律神経系の事も考え施術を行っていきます。
ここで、
「歩いている時に腰の下あたりが痛い」場合の施術の一例を紹介していきます。
当院では、腰痛の痛い場所に対して、安易に「ほぐしたり」はしません。
その理由は、
腰痛で「硬くて痛い場合」と「動き過ぎて痛い」があるからです。
硬くて腰痛がある場合、その周囲の関節や筋肉を動かしたり、
柔らかくしたりする方法は必要です。
しかし、動き過ぎて痛い場合は、その場所を安易に緩めたりすると、
かえって腰痛を悪化させる場合があるのです。
「歩いている時に腰痛が起こる。」
といった場合には割と多いのですが、
下位腰椎（５つある腰の骨の４番目と５番目）が
動き過ぎているから腰痛が起こるケースがあるのです。
この場合、股関節の動きに注目します。
下のイラストを見てください。
歩く時は、脚を前へ運ぶための予備動作として股関節は後ろへ上げられます。
この時、股関節の後ろへの動きが硬い場合はどうなるのか？
この場合は「腰を反らして股関節の動きをカバーする」ようになります。
今まで何年も何十年もこの状態で歩いているとしたら、
腰を反らし続けてきたわけなので、そこに大きなダメージがあるわけです。
反らし続けると、関節は緩くなる傾向にあります。
そして、反らす動きは神経への圧迫を促すわけなのです。
こういった場合、
この緩くなった関節周囲の筋肉をほぐすとどうなるのか？
そうです。
更に関節は緩くなり、痛みが強くなるわけです。
ですので、この場合は、
腰の施術を行うより、
股関節の動きを出してあげた方が良い結果になるのです。
股関節の動きが大きくなれば、
腰の関節の動きも少なるので、痛みも減るし、予防もできる。
こういった考えをもたないと腰痛改善にはなりません。
安易に筋肉を緩める行為は、腰痛治療には危険といった事になるのです。
大阪市今里の整体院『こうや北の院』の治療は何が違うのか？
『こうや北の院』では、腰痛に限らず実践している事があります。
それは「何が○○さんの症状の原因なのか？」を見つける事です。
一見、整骨院や整体院ならどこでもやってる事のように思いますが、
当院では「他とは違う」とはっきり言えます。
その理由は、
症状について診るのはもちろん、関連する他の場所を診て、
患者さんが無意識で続けている習慣を診ていくからです。
症状についてはまず、
その部位に何が起こっているのかを考えて診ていきます。
痛みを出している場所がどういう状態なのか？
施術で改善できるのか？などを検査して確認していくのです。
しかし、それだけでは不十分です。
一見関係なさそうな部位でも、神経は全身繋がっているので、
患者さんの全身の状態を診ていく事で、何でその症状が出ているのか？
その要因を一つ一つ解消していけるのです。
そして、
今出ている症状というのは「今までの日常生活の積み重ね」で起きています。
なので、患者さんの習慣を診るという事は、
今の日常生活と過去の生活を診る事で、
なぜその症状が出ているのか、その要因を見つける事に繋がっていくのです。
そういった事を意識して、問診・検査・施術・指導を行うと、
その患者さんのほとんどの方に
「こうや北の院のような施術は受けた事がない！」と言っていただいております。
腰痛治療まとめ
結局、腰痛はどうやって治療するのが一番良いのか？
この答えは、残念な事に
「個人差」があって分からない！
となってしまいます。
これはどの症状にも共通すると思いますが、
「あなたの日常生活の積み重ね」で症状が出ているのですから
こういった事しか言えなくなります。
上記に書いた股関節の動きで腰痛になっているのは、
普段歩くときに股関節の動きが硬い人、
意識していなかった人がなりやすいですので
股関節をしっかり動かせば良くなる事も多いです。
しかし、股関節が動いているのに歩く時の
腰痛に悩まされている場合もあります。
これは、骨盤や恥骨の部分で「ショック吸収」ができなくて
腰に負担がかかっている場合はこうなります。
もしくは、腰より上の骨、背中部分が硬くて、
その動きを補うために腰の骨が動き過ぎて痛みが出ている可能性もあります。
もしくは、足首〜足の指の動きが悪くて衝撃を吸収出来ずに
腰に負担がかかっているケースも。
「歩いている時に起こる腰痛」だけ診てもこれだけの可能性があるわけです。
つまり、日常生活で「どこが使えていなくて」「どこを使い過ぎている」のか？
という事を探していかないといけないので、
腰痛を治すための方法や治療期間は
「個人差」があるとしか言えないのです。
関節だけではなく、
神経がうまく働いていない
筋肉が硬い、筋肉が異常興奮している、筋肉が癒着しているなど
いろんな要因があり、その要因が絡み合っているので
そこを診てけない事には腰痛は改善できないのです。
巷では、
「腰痛には骨盤を整えれば良い！」とか
「腰痛には腰とお尻を柔らかくすれば良い！」とか
言われていますが、そうではありません。
そういった要因も考えられるが、
この患者さんはどこが悪くて腰痛になっているのか？
と複雑に考えていくのが腰痛を治すために一番の近道ではないかと考えています。
なので、全身から診て施術できる院へ通われると改善も早くなっていきます。
もしお悩みでしたらお早めにご相談下さいね。
大阪市今里で腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症の治療ができる整体院をお探しなら、大阪メトロ千日前線新深江駅1番出口より徒歩6分の『こうや北の院』へお越し下さい。
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